水薬すゐやく)” の例文
旧字:水藥
水銀のやうな空気が歩みに随つて顔や手に当り、涼気つめたさ水薬すゐやくのやうに体中からだぢゆうに染みた。「頭脳あたまが透き通るやうだ。」と多吉は思つた。暫らくは誰も口を利かなかつた。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
………てられし水薬すゐやくのゆめ……
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
うがひのしろ水薬すゐやく
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
水薬すゐやくみしつくゑ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)