“水癲癇”の読み方と例文
読み方割合
みずてんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「危険だね。水癲癇みずてんかん人癲癇ひとでんかんと癲癇にもいろいろ種類があるが君のはウェルテルだけあって、ヴァイオリン癲癇だ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
僕の学校には水癲癇みずてんかんといって海や川を見ると青くなる生徒がいるが、団さんは山癲癇かも知れない。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
生れつき水癲癇みずてんかんと申して、どのように弓馬の武芸に達していても、この水を見るとおそろしくぶるぶる震えるという奇病があって、しかもこれは親から子へ遺伝するものだそうで。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)