“氣遠”の読み方と例文
新字:気遠
読み方割合
けどほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妙に氣遠けどほいといふ心持ちがして、美しくいへば、流れに沈んだ晝の月を見るやうだとか、又は深い井戸の底にうつつた顏のやうだとか形容も出來ませうが
鏡二題 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
あやに飛ぶ雲のうへ引くすぢ雲は夕光ゆふかげにしてさらに氣遠けどほ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
蠶豆の裏吹く白き晝の風ものの氣遠けどほく夏はさみしさ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)