気欝きうつ)” の例文
旧字:氣欝
「これをいたしますれば、とついでから気欝きうつの病にかからぬとか申しまして、ゆうべ式へ出がけに、姉さまがわざわざおすえくださったものでござります」
「能書きを聞いてくるんだ。気欝きうつの病封じにすえてくれたとぬかしたが、お秋めとんでもねえ気欝封じをしたかもしれねえ。何々にききめがあるか、よく聞いてきな」
そいつが少々おかしいんだ。お富士教ってえいうからにゃ、富士のお山でも拝むんだろうと思ったのに、心のつかえ、腰の病、気欝きうつにとりつかれている女が参ると、うそを
どうしたことやら、あれが、誰袖がどうも少し気欝きうつのようでござりましたのでな、四五日、向島の寮の方へでもまいって、気保養致したらよかろうと、丁度四日前の夕刻でござりました。