“気根”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣根
読み方割合
きこん80.0%
ひげ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「出来ないんです、気根きこんが続かなくつて。」麦僊氏は遣瀬やるせが無ささうに左手の掌面てのひらで右の二のかひなを叩いた。「いつ迄こんななのか知ら。真実ほんとうに困つちまふ。」
僕も桂の家でこれを実見したが今でもその気根きこんのおおいなるに驚いている。正作はたしかにこの祖父の血を受けたに違いない。もしくはこの祖父の感化を受けただろうと思う。
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
気根ひげを垂れている木なのだ
鮪に鰯 (新字新仮名) / 山之口貘(著)