“気枯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けが50.0%
けがれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陰気というのは、つまりけがれのことで、けがれは、つまり気を枯らす気枯けがれということでござってな、お天道様の御陽光が消えると、けがれが起るのじゃ。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
けがれは「気枯けがれ」である。陽気が枯れるところに罪悪が宿る、罪悪の宿るところに死が見舞う——とは、常々聞かされたあの神主さんのお説教の論法である。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)