民楽みんがく)” の例文
主楽器は太鼓とかねであった。それに笛やササラのがからむ気だるい野趣やしゅをおびた民楽みんがくだが、遠くには、金剛や葛城かつらぎの山波が横たわり、空には昼の月があった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)