うのけ)” の例文
心の底の底にも何等の淀みもなく、うのけの先程の不安もなく、身を倚せ懸けて眞をつくすことが出來た。
古代之少女 (旧字旧仮名) / 伊藤左千夫(著)
たまさかなれば、余りにあこがれ給ひて、其男の形を木像にきざませ、面体なんども常の人形にかはりて、其男にうのけほどもちがはず、色艶の彩色さいしきはいふに及ばず、毛の穴までをうつさせ、耳鼻の穴も
実物と模型 (新字旧仮名) / 相馬御風(著)