毒惡どくあく)” の例文
新字:毒悪
現に自分が呼吸してゐる空氣の中にも毒惡どくあく分子ぶんしこもつてゐて、次第しだい内臓ないぞうへ侵入するのでは無いかと思ふ。すると室の光線の弱いのも氣に懸つて來る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
然ういふ俺も、其毒惡どくあくな空氣の中へ飛込んで奮闘ふんとうしやうといふんだが、武裝ぶそう充分じうぶんかな?
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)