“どくあく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毒惡50.0%
毒悪50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現に自分が呼吸してゐる空氣の中にも毒惡どくあく分子ぶんしこもつてゐて、次第しだい内臓ないぞうへ侵入するのでは無いかと思ふ。すると室の光線の弱いのも氣に懸つて來る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
然ういふ俺も、其毒惡どくあくな空氣の中へ飛込んで奮闘ふんとうしやうといふんだが、武裝ぶそう充分じうぶんかな?
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
もし彼らの待遇が、あの女の病気と共にだんだん軽薄に変って行くなら、毒悪どくあくな病と苦戦するあの女の心はどのくらい心細いだろう。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)