“残留”の読み方と例文
読み方割合
ざんりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
流出速度が極めて緩慢かんまんだったために、園長の体内に潜入していた弾丸たまは流れ去るに至らず、そのままひだの間に残留ざんりゅうしてしまったんです。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
花弁が四個あって、前記残留ざんりゅうの四萼片がくへんともに花の主部をなしており、いちじるしい長距ちょうきょがあって四方にで、下に向かって少しく弯曲わんきょくしている。すなわちこれがいかりの手に当たる部である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「われわれが住んでいるとは知らなかったというが、それは本当だとは思われない。われわれのことについては、地上にもその文献が残っているはずだし、またわれわれの一部は地上にも残留ざんりゅうしていて、われわれの移動についても物語ったはずだ」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)