“死点”の読み方と例文
読み方割合
デッドポイント100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ところが、死点デッドポイントと云えるものは、けっして網膜の上や、音響学ばかりにじゃないからね。フリーマンは織目の隙から、特殊な貝殻粉を潜り込ましている」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それは、死点デッドポイント焦点フォーカス如何いかん——つまり、音響学の単純な問題にすぎないのさ。たぶんクリヴォフ夫人の位置が、伸子がペダルで出した唸りに対して、死点デッドポイント
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかし、そのドアのある一帯が楕円形の壁面をなしていて、それには、音響学上凹面鏡に似た性能を含んでいるからなんだ。つまり、いわゆる死点デッドポイントとは反対に、鐘鳴器カリルロン特有の唸りを一点に集注する——。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)