“歯入(はいれ)” の例文
やがて足駄(あしだ)の歯入(はいれ)、鋏磨(はさみとぎ)、紅梅の井戸端に砥石(といし)を据ゑ、木槿(むくげ)の垣根に天秤(てんびん)を下ろす。目黒の筍売(たけのこうり)、雨の日に蓑(みの)着て若柳の台所を覗くも床(ゆか)しや。
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)