“武田四郎勝頼”の読み方と例文
読み方割合
たけだしろうかつより100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武田四郎勝頼たけだしろうかつより——、すなわち、伊那丸いなまるの父なる大将は去年天正十年三月、織田おだ徳川とくがわの連合軍にほろぼされて、天目山てんもくざんふもとではなばなしい討死うちじにをとげていること、天下の有名
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
き君とのみ思うていた、武田四郎勝頼たけだしろうかつよりその人のかわれる姿すがたはいすことができるのかと、龍太郎も忍剣も、思わずむねをわななかせて、大地にひざまずき、伊那丸もまだその姿すがたはいさぬうちから
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)