正中しょうちゅう)” の例文
為世は末子為冬を愛していたが、その望みはかなわずして、為定が撰して奉った。時に正中しょうちゅう二年十二月十八日、『続後拾遺しょくごしゅうい和歌集』がこれである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
「まだ北条の勢威もさかんだった正中しょうちゅうの頃から、彼のみは、幕臣でありながら公卿方にまじわり、探題たんだいの弾圧がくだる日も、蔭で宮方をたすけておった」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かつての正中しょうちゅうノ変の犠牲者、日野資朝や俊基としもとらとは、多年、その理想を一つにしてきた少壮公卿のひとりである。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、五年前に、ご承知だろうが、“正中しょうちゅうへん”といわれた程な、あんな不始末を世上へさらした朝廷としても、以後お慎みは見えず、また、諸民へたいしての、安堵あんどのお示しなどもいっこうにない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正中しょうちゅうへん
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正中しょうちゅう元年
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)