次部屋つぎ)” の例文
のない次部屋つぎの壁に掛けてある女柄の丹前を指さすと、露八は、ひと抱えも集めていた帯や道具を、畳へたたきつけて、お蔦の顔の前へ顔を突き出して呶鳴どなった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)