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櫪
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れき
ふりがな文庫
“
櫪
(
れき
)” の例文
その瞬間、
老驥
(
ろうき
)
ということばが、一角のあたまのなかに、想い出された。
老驥
(
ろうき
)
、
櫪
(
れき
)
に伏す。
口笛を吹く武士
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
老驥
(
ろうき
)
櫪
(
れき
)
に
伏
(
ふく
)
すれども、志千里にありという意がこの
中
(
うち
)
に蔵せられている。第三もまた同じ事である。作者は天命に任せるとはいっているが、意を栄達に絶っているのではなさそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
自分が甲野の身分でこの部屋の
主人
(
あるじ
)
となる事が出来るなら、この二年の間に相応の仕事はしているものを、親譲りの貧乏に、
驥
(
き
)
も
櫪
(
れき
)
に伏す天の不公平を、やむを得ず、
今日
(
きょう
)
まで忍んで来た。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
櫪
漢検1級
部首:⽊
20画
“櫪”を含む語句
槽櫪
馬櫪神
櫪中
櫪木