“櫓銭”の読み方と例文
読み方割合
やぐらせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
享保三年にも江州甲賀郡森尻村のエタと、非人与次郎との間に、芝居櫓銭やぐらせん十分一取打の事について出入りになり、京都へ問い合せに来た事があった。
エタ源流考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
したがって市の店主たなぬしからは店銭たなせんと称し、また興行の勧進元からは櫓銭やぐらせんと称して、相当の報酬を取る。あたかも博徒がテラ銭を取る、顔役が祝儀を受けるというのと同じ様子のものであった。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)