“檞餅”の読み方と例文
読み方割合
かしわもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その夜の通夜つやは「談笑平日の如くなるべきこと。」というねての居士の意見に従って自然に任せておいた。余は前夜の睡眠不足のために堪え難くて一枚の布団を檞餅かしわもちにして少し眠った。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
其が朝露をびる時、夕日にえて白金色に光る時、人は雲雀と歌声うたごえきそいたくなる。五日は檞餅かしわもちの節句だ。目もさむる若葉の緑から、黒い赤い紙のこいがぬうと出てほら/\おどって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
留守に隣から今年ことし檞餅かしわもちをもらった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)