トップ
>
檀那様
>
だんなさま
ふりがな文庫
“
檀那様
(
だんなさま
)” の例文
旧字:
檀那樣
「
檀那様
(
だんなさま
)
御飯ができましたが。」と言う声に、びっくりしてあたりを見廻すと、日はいつか暮れかけたと見え、座敷の中は薄暗くなって、風が
淋
(
さび
)
し
気
(
げ
)
に庭の木を
動
(
うごか
)
している。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その時入口が開いて、女が急いで這入って来て、「団子坂の
檀那様
(
だんなさま
)
がお見えになりました」といいます。びっくりして出ると、そこに軍服を
著
(
き
)
たお兄様が、いつもの微笑をして立っていられます。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
「これは兄が
檀那様
(
だんなさま
)
に差し上げてくれと申しましたから。」
玄鶴山房
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
檀那様
(
だんなさま
)
は毎日お出かけですか。」こんな事から話をはじめた。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「まあ、そう
思詰
(
おもいつ
)
めないでもよいではないか。どうかして上げたいのは山々だけれど、
檀那様
(
だんなさま
)
はお前も知っている通り、お金の取れる仕事ではないので、どうにもならないが、一体どれくらいあったら
凌
(
しの
)
いで行かれるの。」
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
檀
漢検準1級
部首:⽊
17画
那
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“檀那”で始まる語句
檀那
檀那寺
檀那衆
檀那取
檀那樣
檀那顔
檀那外護