槍瘡やりきず)” の例文
典厩は、痛ましげな目をらして見送った。道鬼入道のからだには、すでに幾つかの槍瘡やりきずや弾傷が認められた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
矢瘡やきず槍瘡やりきず、すでに手がきかない。急ぐほど、手はみだれる。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)