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楢茸
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ならたけ
ふりがな文庫
“
楢茸
(
ならたけ
)” の例文
楢茸
(
ならたけ
)
、
湿地茸
(
しめじだけ
)
も少しは立つ。秋はさながらの
虫籠
(
むしかご
)
で、松虫鈴虫の好い
音
(
ね
)
はないが、
轡虫
(
くつわむし
)
などは喧しい程で、ともすれば家の中まで舞い込んでわめき立てる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
よく
楢茸
(
ならたけ
)
の初物だの何だの
採
(
と
)
っては、
味噌漉
(
みそこ
)
しに入れて持って来てくれた。時には親切に困ることもあった。ある時畑の
畔
(
くろ
)
の草を苅ってやると云って
鎌
(
かま
)
を
提
(
さ
)
げて来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
楢茸
(
ならたけ
)
、
湿地茸
(
しめじだけ
)
、稀に紅茸、初茸は滅多になく、多いのが
油坊主
(
あぶらぼうず
)
と云う茸だ。一雨一雨に気は冷えて行く。田も林も日に/\色づいて行く。
甘藷
(
さつま
)
が掘られて、続々都へ運ばれる。田舎は金が乏しい。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
楢
漢検準1級
部首:⽊
13画
茸
漢検準1級
部首:⾋
9画
“楢”で始まる語句
楢
楢林
楢夫
楢井
楢岡
楢山
楢渡
楢鼻
楢原
楢屋