森鬱しんうつ)” の例文
森鬱しんうつとして、巨人のごとき大きな山が現前したとき、吾人は慄然りつぜんとして恐愕の念に打たれ、その底にはああ大なる力あるものよとの弱々しい声がある。しかしその声に応じてすがりつくものが欲しいではありませぬか」
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)