“棕隠”の読み方と例文
読み方割合
そういん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とは儒者中島棕隠そういんが、自分の友達の特長とりえを歌つたもので、篠は篠崎小竹、三本木は頼山陽、貫名は海屋、猪飼は敬所、文吉といふのは言ふまでもなく棕隠自身の事である。
山陽の話もよく聞いたが、むしろ対立者であった中島棕隠そういん(文吉)のことを、よくいっていた。棕隠の逸話として、幼いころの私が小耳にはさんだ話に、こんなのがあった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)