かせ)” の例文
七郎はもうかせをはめられて監獄の中に入れられていた。七郎は武と顔を見合わして黙っていたが、ただ一言いった。
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
歩くことによつて起されたかすかながらの刺㦸をまつたくしつけてしまふことであつた——私の才能に、單調な目に見えない生活のかせをはめることであつた。
抑壓された足かせをこぼつ
光をかかぐる人々 (旧字旧仮名) / 徳永直(著)
二十 かせ
或阿呆の一生 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)