桟叉さんまた)” の例文
金蓮はその日、桟叉さんまた(竹竿に叉をつけた物)を持って、門口へ出ていた。ひさし芦簾あしすだれの片方が風にはずれたので掛け直していたのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)