“栃内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とちない66.7%
とちうち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
栃内とちない和野わのの佐々木嘉兵衛といふ人は今も七十余にて生存せり。この翁若かりし頃猟をして山奥に入りしに、はるかなる岩の上に美しき女一人ありて、長き黒髪をくしけづりてゐたり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
七二 栃内とちない村の字琴畑ことばたは深山の沢にあり。家の数は五軒ばかり、小烏瀬こがらせ川の支流の水上みなかみなり。これより栃内の民居まで二里をへだつ。琴畑の入口に塚あり。塚の上には木の座像ざぞうあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
三月十日、栃内とちうち氏より電報あり、又一室蘭迄帰ると。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)