“柳下恵”のいろいろな読み方と例文
旧字：柳下惠
読み方割合
りゅうかけい75.0%
リウカケイ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「臧文仲（ぞうぶんちゅう）は位をぬすむ人というべきであろう。柳下恵（りゅうかけい）の賢人たることを知っていながら、彼を推挙して共に朝廷に立とうとはしなかったのだ。」
現代訳論語 (新字新仮名) ／ 下村湖人(著)
「むかしにも、柳下恵（りゅうかけい）と盗跖（とうせき）のような兄弟があったが、今の世にも、あなたのようなお方がいたか。天子に奏して、ぜひあなたを南蛮王にしましょう」
三国志：10 出師の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
孟軻（マウカ）氏曰く、伯夷（ハクイ）の風を聞く者は、頑夫も廉（れん）に、懦夫（だふ）も志を立（たつ）る有り、又曰く柳下恵（リウカケイ）の風を聞く者は、鄙夫（ひふ）も寛に、薄夫も敦（あつ）しと、吾人は其生涯の行為、磊々落々（らい／＼らく／＼）、天の如く、神の如く
英雄論：明治廿三年十一月十日静岡劇塲若竹座に於て演説草稿 (新字旧仮名) ／ 山路愛山(著)