果迄はてまで)” の例文
あの病人は嘔氣はきけがあつて、向ふの端から此方こつち果迄はてまで響くやうな聲を出して始終げえ/\吐いてゐたが、此二三日それがぴたりと聞こえなくなつたので、大分だいぶ落ち付いてまあ結構だと思つたら
変な音 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)