板面いたづら)” の例文
うなずいて、ずかと、廻廊の板面いたづらから、一段高い畳のうえに踏み上がると、落着き払って、設けの席に坐り、そのまま縁の中柱へ、ゆったりと背をもたせかけていた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)