“東渓村”の読み方と例文
読み方割合
とうけいそん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東渓村とうけいそんの名主といえば、世評もよく、役署向きにも、従来何らの悪名は聞えていない。……それがこんな強盗事件の張本人とは」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ここからわずか数十里、東渓村とうけいそん名主なぬしをしている晁蓋ちょうがいだが、これは山東河北かほくきッての人物とわしは平常、ておるが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
怪しむべし、その姿は、またたくまに、名主なぬし晁蓋ちょうがいの住む東渓村とうけいそんの村道へ向って近づきつつあるではないか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)