東方朔とうぼうさく)” の例文
誹諧のうちに含まれていなかったことは、『史記』に見えている東方朔とうぼうさく滑稽こっけいが、宮廷で行われていたというのでも察せられる。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
琅邪ろうや代酔編』二に拠れば、董勛の元日を鶏、二日を猪などとなす説は、漢の東方朔とうぼうさくの『占年書』に基づいたので、その日晴れればその物育ち、くもればわざわいありとした。
西王母せいおうぼや、東方朔とうぼうさくといった仙人ならばいざ知らず、人の生命には限りがあるもの、いかに長命いたしたところで、七十か八十、そのうち、花の盛りといえば、たった二十余年、そのはかない人生で
『漢書』に漢武守宮やもりを盆で匿し、東方朔とうぼうさくてしめると、竜にしては角なく蛇にしては足あり、守宮か蜥蜴だろうとてたので、きぬ十疋を賜うたとある。蜥蜴を竜に似て角なきものと見立てたのだ。