来居キヰ)” の例文
旧字:來居
「百済野のはぎが古枝に、春待つと、来居キヰし鶯、鳴きにけむかも」の歌は、純な拍子で統一してゐる様だ。
併し「来居キヰし鶯」の経験ではなくて、空想である事が、内容の側から不純な気分を醸し出してゐる。
百済野の萩が古枝フルエに、春待つと 来居キヰし鶯、鳴きにけむかも(万葉巻八)