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束子
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たわし
ふりがな文庫
“
束子
(
たわし
)” の例文
ジノーヴィー・ボリースィチがおのれの寝間の
床
(
ゆか
)
にのこしていった血のしみを、
束子
(
たわし
)
にシャボンをつけて入念に洗いおとすのだった。
ムツェンスク郡のマクベス夫人
(新字新仮名)
/
ニコライ・セミョーノヴィチ・レスコーフ
(著)
耳も鼻も頬も桃のように紅くした子供の群が、
束子
(
たわし
)
でこするように、キュウキュウ厭な音をたてゝ、氷の上をすべっている。
放浪記(初出)
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
どっかへ石をぶっつけてやりたいな。耳も鼻も頬も
紅
(
あか
)
くした子供の群れが、
束子
(
たわし
)
でこするようにキュウキュウ厭な音をたてて、氷の上をすべっていた。
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
私は泥棒猫のように台所から部屋へはいると、夫はいきなり
束子
(
たわし
)
や茶碗を私の胸に投げつけて来た。
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
“束子(たわし)”の解説
たわし(束子)は、鍋や食器などの洗浄に用いるブラシの一種。
棒状のたわしを卵円形に曲げて固定した典型的なものは、一般的には亀の子束子(亀の子たわし)と呼ばれることが多い。しかし、この名称は日本においては亀の子束子西尾商店の登録商標(第393339号など)である。一方、鍋や食器を洗浄するためのスポンジ製のものをスポンジたわしとしてたわしに含めたり、取っ手(ハンドル)や柄付きのもの、水道ホースに直結できるものもある。
(出典:Wikipedia)
束
常用漢字
小4
部首:⽊
7画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“束”で始まる語句
束
束髪
束縛
束脩
束帯
束髮
束修
束藁
束々
束把