“杜樊川”の読み方と例文
読み方割合
とはんせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何という人間知らずだったことであろう! 杜樊川とはんせんもセザアル・フランクもスピノザも填めることのできない孔竅あなが、一つの讃辞
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
わたくしはその着眼の奇警きけいにして、その比喩の巧妙なるに驚かねばならない。その調しらべの豪放なることは杜樊川とはんせんを思わしめる。
枯葉の記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)