“杉木小路”の読み方と例文
読み方割合
すぎのきこうぢ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安藝国広島国泰寺裏門前杉木小路すぎのきこうぢの父春水の屋敷で、囲の中に入れられ、享和三年十二月六日まで屏禁せられて居り、文化二年五月九日に至つて
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
山陽は正月以来広島城内二の屋敷にある学問所に寄宿してゐたが、江戸行の事が定まつてから、一旦杉木小路すぎのきこうぢの屋敷に帰つて、そこから立つたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そして広島杉木小路すぎのきこうぢの父の家に謹慎させられてゐた山陽は、此ゆふべくさめを幾つかしただらうとさへ思つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)