朱刺しゅぼり)” の例文
刺青会で好評を博す刺青の多くは彼の手になったものであった。達磨金だるまきんはぼかしぼりが得意と云われ、唐草権太は朱刺しゅぼりの名手と讃えられ、清吉は又奇警な構図と妖艶な線とで名を知られた。
刺青 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)