本家うち)” の例文
本家うちの嫁さんはまあ、あの屋敷と伊東の別荘だそうな。孫娘の辰子はね、一生暮せるだけのお金だそうな。
万年青 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
じつ今度こんどると、ボズさんがない。昨年きよねん田之浦たのうら本家うちかへつてなくなつたとのことである。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)