“本善”の読み方と例文
読み方割合
ほんぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かしこう心定りて口惜くちをしき事なく、悲しきことなく、くやむことなく恋しきことなく、只本善ほんぜんの善にかへりて、一意に大切なるは親兄弟さては家の為なり。
婦人と文学 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ただかすかに、心淋しくも、はかない思慕と、生れ代ろうとする本善ほんぜんさがだけがある。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)