木箱はこ)” の例文
と忠蔵は応じたが何がなしに総身ゾッとして、木箱はこを探る手が顫えたのである。それでも弓弦を差し出すと、また同じ声同じ調子で
日置流系図 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
細い長い木箱はこが、月光で銀箔のように光っている水に浮いて、二、三度漂い廻ったが、やがて下流の方へ流れて行った。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)