“朝立”の読み方と例文
読み方割合
あさだち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝立あさだちに臨んで握飯を腰に著けるのであろう。しとどに置いた露の中を分けて行くのに、濡れ透ることを恐れて、常よりも今一重余計につつむという意味らしい。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
小宮山はその日、富山を朝立あさだち、この泊の町に着いたのは、午後三時半頃。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まるまると馬が寝てをり朝立あさだちの酒わかし急ぐ囲炉裡の前に
木枯紀行 (新字旧仮名) / 若山牧水(著)