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有珠
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うす
ふりがな文庫
“
有珠
(
うす
)” の例文
彼が
有珠
(
うす
)
の部落まで来たとき、はるかうしろで津浪のまくれ上る音がした。この津浪で古いトンケシの部落は亡びてしまったという。
えぞおばけ列伝
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
御維新の少し
前頃
(
まへごろ
)
、北海道
有珠
(
うす
)
のアイヌ
部落
(
コタン
)
にキクッタとチャラピタといふ二人の少年がゐました。キクッタは十七で、チャラピタは一つ下の十六でした。
熊捕り競争
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
有珠
(
うす
)
、
登別
(
のぼりべつ
)
、
音威音府
(
おといねっぷ
)
、
名寄
(
なよろ
)
と言った、いずれも
深々
(
しんしん
)
と雪に埋もれて眠ったような町々ばかり、今にもまた降り出しそうに重苦しく垂れ込めた灰色の空の下を
生不動
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
同氏によれば、これは
胆振
(
いぶり
)
の
有珠
(
うす
)
か
虻田
(
あぶた
)
へんの人が、とある海岸の洞穴から下界の国へ迷いこんで帰ってから村人にいちぶしじゅうを物語る、いわば一種の
実歴談
(
イソイタク
)
として信じられているという。
あの世の入口:――いわゆる地獄穴について――
(新字新仮名)
/
知里真志保
(著)
“有珠(
有珠山
)”の解説
有珠山(うすざん)は、北海道・洞爺湖の南に位置する標高737mの活火山。常時観測火山。山頂は有珠郡壮瞥町にあり、山体は虻田郡洞爺湖町、伊達市にまたがっている。支笏洞爺国立公園内にあり、昭和新山とともに「日本の地質百選」に選定され、周辺地域が洞爺湖有珠山ジオパークとして「日本ジオパーク」「世界ジオパーク」に認定されている。
(出典:Wikipedia)
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
“有珠”で始まる語句
有珠山
有珠岳