“暗道”の読み方と例文
読み方割合
ポテルン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暗道ポテルンの光沢のある橄欖石の側壁が、そこだけ花のうてなのようなかたちに穿れ、その中にあふれるばかりの水をひっそりとたたえていた。水。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そのカンヴァスの裏には、新宿の地下道のような古色蒼然たる暗道ポテルンの入口が、欠伸でもするようにアングリと口を開けていたのである。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この秘密の暗道ポテルンこそは、魔都「東京」を形成するあらゆる都市機構のうちもっとも魅惑に富む部分でなければならぬ。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)