暗誦そらよみ)” の例文
「たれも真にうける者はないでしょう。試みに、御身がまず自分で暗誦そらよみしてごらんなさい。できますか」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、学士秦宓は、古今の例をひき、書中の辞句文章を暗誦そらよみして一々それに答えること、滔々とうとうとしていささかの淀みもなく、聴く者をして、惚れぼれさせるばかりだった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)