“そらよみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暗誦66.7%
空読33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「たれも真にうける者はないでしょう。試みに、御身がまず自分で暗誦そらよみしてごらんなさい。できますか」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、学士秦宓は、古今の例をひき、書中の辞句文章を暗誦そらよみして一々それに答えること、滔々とうとうとしていささかの淀みもなく、聴く者をして、惚れぼれさせるばかりだった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち氏はこれをもって経文空読そらよみの無学の徒の名となし、『壒嚢鈔』や『年中行事大成』の、門に立って経文を唱える「唱門師」説、また『閑田耕筆』の「唱文師」説を排して
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)