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暑気
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しょき
ふりがな文庫
“
暑気
(
しょき
)” の例文
「何しろこの
暑気
(
しょき
)
。それに、風の通さぬ張物の中。はっきりしたことは申しかねるが、まず、ざっと今から
二刻
(
ふたとき
)
から
二刻半
(
ふたときはん
)
ぐらいまでの間……」
平賀源内捕物帳:山王祭の大像
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
富「どう致しまして、腹痛でございますから押えて少し
屈
(
こゞ
)
んでおりましたが、
暑気
(
しょき
)
に
中
(
あた
)
っておりますので、
先
(
せん
)
から瓜の皮はありますが、取りは致しませぬて」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「だ、だん
那
(
な
)
。なにをとんでもねえこと仰っしゃって。あっしゃあ、ごらんの通り、この夏の
暑気
(
しょき
)
あたりで、うんうん、高い熱で唸って寝ている始末じゃござんせんか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
頭がいたくてね、
暑気
(
しょき
)
に負けたのだろう。信州のあの温泉、あのちかくには知ってる人もいるし、いつでもおいで、お米持参の心配はいらない、とその人が言っているんだ。
おさん
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ならざるをえないほど俺は身体がひどく大儀だったが、
暑気
(
しょき
)
当りかなと思っていた。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
“暑気”の意味
《名詞》
(しょき、あつけ)夏の暑さ。
(あつけ)暑気中り。
(出典:Wiktionary)
暑
常用漢字
小3
部首:⽇
12画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“暑気”で始まる語句
暑気中