“普寛”の読み方と例文
読み方割合
ふかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛政四年に王滝口を修造した普寛ふかん行者を、共に中興の開山とするが如きは前者の例であり、天明三年六月に南裔和尚が笠ヶ岳に登り
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
あの覚明かくみょう行者や普寛ふかん行者なぞが登ったころには、どんなだったろうね。わたしはあの行者たちが最初の登山をした人たちかとばかり思っていた。ここの禰宜さまの話で見ると、そうじゃないんだね。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
寛政四年に武蔵国埼玉郡の普寛ふかん行者が王滝口の山道を修造して、共に中興に推されてから以後の事である。
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)