“晩鴉”の読み方と例文
読み方割合
よがらす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうしていつか真昼も過ぎ、晩鴉よがらす虚空を渡りながらねぐらを求めて啼く声が、とどろく渓流の音に和して、旅人の心をいたましめる夕暮れ時に近づいても贄川は愚か、洗馬へさえも、至り着くことが出来なかった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)