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時雨堂
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しぐれどう
ふりがな文庫
“
時雨堂
(
しぐれどう
)” の例文
虫の知らせか、弦之丞は、その時なんとなく、早く
時雨堂
(
しぐれどう
)
へ帰らなければ、銀五郎や多市が、さだめし案じているだろうと思いだされてきた。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「では何か、
二刻
(
ふたとき
)
ほどまえに、
時雨堂
(
しぐれどう
)
への道をきいて、関の山へ参ったのだな。よし。それでは、このまま帰るまい、払いは女中へ渡しておいたぞ」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
関の
時雨堂
(
しぐれどう
)
から、ここへ
囚
(
とら
)
われて来てより早百日、肩骨張って色青白く、めっきり痩せ衰えてみえるが、意気は
軒昂
(
けんこう
)
。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その無沙汰も心苦しく思うておるが、
時雨堂
(
しぐれどう
)
の騒ぎの後、半斎殿にもさだめし迷惑がかかったことであろう。あの
人
(
じん
)
は、その後もつつがなくお暮らしであるか。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大津
時雨堂
(
しぐれどう
)
の夜が思いだされる。銀五郎は自分の望みが達しられた今日、うれしい
手向
(
たむけ
)
と聞くであろう。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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いつか大津の
時雨堂
(
しぐれどう
)
に
潜
(
もぐ
)
っていた虚無僧なんで
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
“時雨”で始まる語句
時雨
時雨空
時雨雲
時雨榎
時雨月
時雨勝
時雨煮
時雨笛
時雨蛤
時雨女史