春潮しゅんちょう)” の例文
浮世絵風俗画は鈴木春信すずきはるのぶ勝川春章かつかわしゅんしょう鳥居清長とりいきよながより歌麿うたまろ春潮しゅんちょう栄之えいし豊国とよくにの如き寛政かんせいの諸名家に及び円熟の極度に達せし時
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
春潮しゅんちょうといへば必ず門司もじを思ふ
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
歌麿うたまろ春潮しゅんちょう栄之えいし豊国とよくにら近世浮世絵の諸流派はことごとく清長が画風の感化をこうむりたるものにして、浮世絵は清長及びそが直接の承継者歌麿の二人ににんに及びてその最頂点に達したり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
春潮しゅんちょうにたとひ艪櫂ろかいは重くとも
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
春潮しゅんちょう和寇わこうの子孫なれと我
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)